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ニュース

2024.01.31

サムスン電機、2023年度第4四半期の経営成績

▶第4四半期の売上高2兆3,062憶ウォン、営業利益1,104憶ウォン
- 前年同期比売上高17%、営業利益9%増、前四半期比売上高2%、営業利益40%減
- フラッグシップスマートフォン新規発売などの影響により、前年同期に比べ業績改善

▶2024年IT用市場回復及び電装・産業用市場成長の見込み、高付加価値・高性能部品を中心に供給拡大を推進

 

サムスン電機は、今月31日、2023年度第4四半期(連結基準)に、売上高2挑3,062憶ウォン、営業利益1,104憶ウォンを達成したと発表しました。

 

前年同期に比べ、売上高は3,378憶ウォン(17%)、営業利益は92憶ウォン(9%)増加しました。前四半期比、売上高は547憶ウォン(2%)、営業利益は736憶ウォン(40%)減少しました。

 

サムスン電機は、スマートフォンの新商品発売などの効果により、スマートフォン用MLCC及び折り畳み式ズームなどのハイパフォーマンスカメラモジュールの供給を拡大し、前年同期に比べ売上高及び営業利益は増加しましたが、年末の在庫調整などの季節的閑散期の影響を受け、前四半期に比べ業績は減少したと説明しました。

 

今年はスマートフォン、PCなど主要商品の需要改善と、ハイブリッド及び内燃機関車の電装化が拡大する見込みです。

サムスン電機は、IT用高付加価値MLCC及びパッケージ基板の競争力を強化して供給を拡大し、電装、サーバー・AIといった成長分野関連商品の供給を増やしていく計画です。

 

サムスン電機の四半期別の業績

(単位:億ウォン)


 

事業部門別の業績及び見通し 

 

コンポーネント部門の第4四半期の売上高は、前年同期比17%増の9,751憶ウォンとなりました。サムスン電機は、海外取引先におけるスマートフォン新規発売により、超小型・高容量などのスマートフォン用MLCCの売上が増加しましたが、年末の在庫調整を含む季節的要因により、全般的な商品供給が減少したことで、前四半期に比べ売上が減少したと説明しました。今年は、スマートフォン・PCなどのIT用機器と、サーバーなど産業用商品の需要が回復し、市場が成長する見込みです。また、電装用MLCCの生産能力の拡大及び生産拠点の多角化により、電装分野における売上増加を続けていく計画です。 

 

光学通信ソリューション部門の第4四半期の売上高は、前年同期比36%増の8,884憶ウォンを記録しました。サムスン電機は、国内外の取引先に対して新構造を採用した高画質折り畳み式ズームと、高画素自律走行用カメラモジュールなどの供給を拡大したと説明しました。サムスン電機は、IT用ハイパフォーマンスカメラモジュールと電装用高信頼性カメラモジュールなど、差別化した商品の供給を拡大することで、事業を持続的に成長させていく計画です。 

 

パッケージソリューション部門は、第4四半期に前年同期比8%減の4,427憶ウォンの売上高を記録しました。AP用及びARMプロセッサー用BGAの供給が増加しましたが、年末の在庫調整などの需要低迷により、前年同期に比べて売上が減少したと発表しました。サムスン電機は、ITセット業況の回復が見込まれることから、メモリ及びARMプロセッサー用基板の供給拡大に取り組み、サーバー・電装用商品については、微細回路の実現などの次世代先行技術を確保することで、高付加価値半導体基板の販売を増やしていく計画です。 

 

サムスン電機の事業部門別の売上 

(単位:億ウォン) 

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